モーリシャス沖座礁事故の概要
貨物船 WAKASHIOは、長鋪汽船(岡山県笠岡市)が所有し、商船三井が運行を手配していた貨物船であった。
出典:CNN ホームページ
時系列まとめ(8月20日現在)
7月25日 商船三井が運航する大型貨物船WAKASHIOがモーリシャス諸島沖で座礁。
8月6日 タンクの切れ目から燃料が重油1000トンが流れ出した。
8月11日 商船三井が社員6名現地へ派遣。
8月13日 船内に残っていた重油の回収が完了。
8月19日 船内に穴を空けて沈める計画が明らかにされた。
大型貨物船「WAKASHIO」に積まれていたのは約3800トンの重油であった。そのうちの約1000トンが座礁により流出した。
貨物船の乗務員は、インド人3人、スリランカ人1人、フィリピン人16人の計20人が乗船していた。
本来、島から沖合16~32kmを航行しているはずであった”わかしお”だが、座礁した地点は、沖合1.5kmの場所であった。
航路を誤ったか、悪天候により流されたかなどが疑われているが、船員への取り調べでは、事故前に誕生日パーティーを開いていたことがわかった。無線通信wi-fiに接続するために島へ近づいていた可能性もあげられている。
これから事故に関する捜査が進んでいくと思われますが、政府規模の事故となると想像もつかない賠償責任が求められることになるのは間違いないでしょうね。
考えただけでもぞくっとします。。。。
日本の企業にも関わらず、日本人が乗船していないことには少し疑問に思うこともありますが、今回事故が誰に、どのように責任があるのかなど気になるとこですね。
対策と現在の状況
現地では、多数の住民、ボランティアによって重油の取り除き作業が進んでいる。
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出典:CNN ホームページ
船内に残っていた重油に関しては、小型タンカーなどを使い回収し、8月13日に回収が完了したことが報告されている。
重油漏れが確認された8月6日からは、重油の拡大を防ぐために、サトウキビの葉、ペットボトル、人の頭髪などを詰めた手製のオイルフェンスを海上に受けベルことで、重油の拡大への対策を行っている。
出典:CNN ホームページ 出典:CNN ホームページ
沿岸の海では、漏れた重油にまみれて死んだ魚、カニ、海鳥などが多数発見されているとのことである。
今回の事故で、問題視されているのがやはり、環境汚染の観点であるみたいです。この事故によって受けた影響が元の戻るには何十年もかかると言われています。
いくつもの自然保護区もあり、自然を売りにした観光業でセレブなど世界の人々から人気のあった場所だけに経済的な影響もこれからでてくると考えられます。
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